三井ダイレクト損害保険(東京都文京区)は6月1日のサービス開始に合わせて,保険の契約管理や顧客管理など基幹系システム,コール・センター・システム,そしてインターネット経由の保険商品販売システムをそれぞれ稼働させた。新システムの開発・運用はすべて,野村総合研究所(NRI,東京都千代田区)にアウトソーシングした。全システムの開発期間は約10カ月だった。

 三井ダイレクトは,販売手段を電話とインターネットに絞った自動車保険専門の損害保険会社で,三井物産などが中心になって設立した。インターネットを使って保険契約の完了までできるサービスを提供していく。今後5年間で50万件の契約獲得を目指す。

 基幹系システムは,アプリケーション・サーバーとデータベース(DB)サーバーなど合計7台で構成する。ハードは日本ヒューレット・パッカードのUNIXサーバーが2台と,Windows NTサーバーが5台。アプリケーションはすべて独自開発した。DBにはOracle 8を利用し,保険契約単位ではなく,顧客単位に情報を管理する。インターネット経由で受け付けた契約情報や顧客情報は1日に1回,基幹系DBに転送する。

 基幹系システムのサーバーは回線コストやレスポンスを考慮して,三井ダイレクトの本社に近いNTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)の局舎に設置し,NRIの横浜センターから遠隔監視する。インターネット経由の販売に使うWebサーバーは24時間365日運用するため,NRI側に設置した。三井ダイレクト本社には約100セットの電話とパソコンから成るコール・センター・システムだけを置いた。

(川又 英紀)