日本道路は6月から,営業活動に使う資料や営業ノウハウをまとめた「工法データベース」と,日々の営業日報や工事の詳細情報を記録する「営業情報データベース」の利用をそれぞれ始めた。いずれのデータベースもロータス ノーツを使って構築した。これに先立って,全国の支店や営業所,工事現場の臨時営業所などを結ぶフレーム・リレー網も整備した。

 工法データベースには,同社が請け負えるさまざまな工法の概要や,電子パンフレット,競合他社の情報,営業活動を進める上での注意点といった情報を集約した。

 データベースに登録したこれらの情報は,全国の支店にいる営業責任者から集めた。本社側に情報を収集する専任担当者を置き,これまで営業担当者個人が持っていたノウハウや情報を掘り出した。

 一連のノウハウの集約や更新には,ノーツの会議室システムを使っている。「特に,最近流行の工法については,書き込みの数も多いし,営業担当者から追加情報の掲載を依頼されることも多い」(技術本部技術部技術サポートグループの新井俊隆氏)という。日本道路は2001年中に,110の工法すべてについて,工法データベースを完成させる予定。

 一方,営業情報データベースを使うと,営業担当者は過去の工事履歴を検索して,新規の入札に利用することができる。新規入札にあたって施工主が,類似の工事を担当した社員がいることを条件にする場合があるが,簡単に調べられる。「これまでは担当者の記憶を頼りに,該当すると思われる支店に連絡して確認する方法を取っており,手間がかかっていた」(川本雅巳経営企画部副本部長)。

(坂口 裕一)