PR

住宅建築会社の東急ホーム(東京都渋谷区)は10月から,NTTドコモの携帯電話「iモード」を使用した工程管理システムを稼働させる。建築現場の担当者が,進ちょく状況や資材の納入希望期日をiモード携帯電話で入力,本社のサーバーで一元管理する。進ちょくに問題がある工事現場を把握したり,顧客からの問い合わせに迅速に対応できるようにする。

 工程管理システムはAS/400上に構築しており,Windows NTサーバーで稼働するノーツ ドミノを介してiモード携帯電話と接続する。東急ホームがシステムの端末にiモード携帯電話を採用したのは,建築現場で使いやすいことが理由。「パソコンや携帯情報端末も考えたが,iモード携帯電話は設定が不要で持ち運びも容易。工程管理システムを“使える”システムにするために,使い勝手は決定的に重要な要件だった」(東急ホームの石橋健経営企画室OA推進課長)。現場の担当者は同時に7~8件の物件を抱えて忙しいため,現場で入力できないとデータの鮮度や正確さが落ちるという。

 iモード携帯電話を配布する担当者は約30人。住宅の基礎工事や外壁工事など約40工程の進ちょく状況を,メニューから選択して入力する。木材やサッシなど資材の納入希望期日を本社に連絡したり,確認するのにも利用する。本社の営業部門や資材発注部門などの社員も社内のパソコンから工程管理システムにアクセスし,進ちょく状況を確認できる。

 現在は月に2回,現場の担当者が本社に集まって進ちょく状況を報告しており,常に最新の進ちょく状況が分かるわけではない。東急ホームは工程管理システムを導入することでこの問題を解消する。

(高下 義弘)