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図●もしもしホットラインの企業情報ポータル画面例
スケジュール管理や社内掲示板などを一元的に表示する[図をクリックすると拡大表示]

 コールセンター業務の代行サービスを手がける「もしもしホットライン」が,企業情報ポータル(EIP)を使った全社情報共有システムの導入を進めている。今年1月から利用を始め,3月にはポータル画面上で閲覧できる情報の種類を拡充した。まずは正社員全員と,一部の契約社員の合計1000人が利用する。今後ユーザー数を順次拡大し,最終的には,契約社員やアルバイトを含む,約1万人の従業員全員が利用する。

 もしもしホットラインの拠点は,全国に分散しており,東京都内だけでも70カ所を超える。「社員数が多いうえに,勤務地が全国に散らばっているため,これまでは業務連絡が全社員に行きわたらないケースもあった。そこで,すべての社員が必要な情報を共有できるように,今回のシステムを構築した」と,同社の遠藤元太郎業務推進室長は語る。

 EIPは社内システムやインターネット上にある情報を,Webブラウザの画面に一元表示する仕組み。もしもしホットラインの場合,電子メールの受信状況や電子掲示板とスケジュール情報に加えて,自社の株価や関連するニュースをインターネットから取り込んで,同一画面に表示する。

 社内の利用者は,受信した電子メールの未読情報や,スケジュール情報といったコンテンツを,好みのレイアウトで画面に表示できる。電子掲示板は,全社共通のもののほかに,部署ごとに独自に開設し,部内の情報共有に役立てることも可能だ。経営情報の分析機能といった役員や管理職向けのコンテンツも今後用意する予定。

 これらのシステムは,コンピュータ・アソシエイツ日本法人が開発・販売するEIP構築ソフト「Jasmine ii Portal」を使って構築した。「ユーザーが独自に画面レイアウトを変更できる点を評価した」(情報システム室の加藤直樹氏)。さらに同社は,Jasmine ii Portalの機能を使って,画面に表示する情報を利用者の所属によって変更している。

 電子掲示板やスケジュールなどは,NTTデータ イントラマート(東京都港区)のグループウエア・ソフト「intra-mart」の機能を流用して作った。Jasmine ii Portalが,intra-martの機能を呼び出して,Webブラウザの画面に表示する。Jasmine ii Portalは,UNIXサーバー(OSはSolaris)上で動かす。システムは日本航空のシステム子会社であるJALインフォテックが中心になって開発し,NTTデータとコンピュータ・アソシエイツ日本法人が協力した。

 もしもしホットラインは,新システムの導入に合わせて,情報共有を進めるための社内啓もう活動をしている。「パソコンの利用に慣れていない社員が多いため,全社員を対象にした新システムの研修会を各地の拠点で開いている最中だ」(加藤氏)。研修会では,新システムの基本的な操作方法に加えて,効率的な情報共有の仕組みなどを従業員に説明して,積極的な利用を呼びかけている。

(西村 崇)