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 三洋電機のホーム・アプライアンスカンパニーで掃除機などの企画・開発を担当する回転機事業部は、PDM(製品データ管理)システムを使ったナレッジ・マネジメント(KM)に取り組み始めた。

 三洋電機は2001年から、「Smart21」と呼ぶ全社規模の業務改革に着手。製品開発の生産性を従来の2~3倍に向上させる目標を掲げている。具体的には付加価値の高い画期的な新製品を開発し、市場に投入するスピードを格段に速める。

 そこで、回転機事業部はモノ作りに関するあらゆる技術情報の共有を目指している。従来は、情報が各部署に散在しており、必要に応じて個別に問い合わせるしかなく、作業効率が悪かった。新システムは、製品開発だけでなく資材調達や品質管理といった他部門からも利用できるようにした。

 手始めに、7月からCAD(コンピュータによる設計)データなどの製品技術情報や技術文書、コストや金型の情報などをPDMシステムに集約した。来春までに、電気回路などのより細かな図面も共有対象とする。

 今後は、PDMシステムと連携したりん議の電子化も進める。さらにPDMシステムと既存の設計ノウハウ・データベースを連携させて、設計や品質改善の事例を新製品開発に生かしていく。

 PDMシステムは、米EDSのパッケージソフト「Teamcenter Enterprise」を採用した。

三田真美 mmita@nikkeibp.co.jp