西武百貨店(本社東京)は、十合(同)やクレディセゾンと共同で、顧客情報を活用した販促やポイントシステムの共通化などを進める。互いに相乗りしたカードを発行するほか、2004年1月には、西武と十合の顧客情報システムを完全に統合する予定。

 手始めに2002年10月から3社の役員や担当者が集まって顧客戦略委員会を開催し、毎月、議論を重ねている。

 共同取り組みの一環として12月、西武百貨店のポイントカード「クラブオン」に、クレディセゾンのクレジット機能を付与したカードを発行した。「クラブオン会員360万人のうち、セゾンカードも保有する会員は127万人にすぎない。クレジット機能の付与により、互いのカードで蓄積したポイントを共用できるようになるため、既存顧客へのメリットは大きい」(広畑寿一郎・顧客計画部長)。

 提携カードを使って顧客の購買動向に基づいた販促を徹底する。2003年春をメドにクレジットの利用動向に応じて、顧客に送付する利用明細書に異なる販促メッセージを印字したり、封入するチラシの内容なども変える予定という。

 さらに十合のポイントカード「ミレニアム」とも連携を強化する。ミレニアムは、クラブオンの仕組みを導入したもので、会員数は320万人。顧客情報システムの統合に先立ち、ポイントの相互利用などは2003年秋に実現する予定。

三田真美 mmita@nikkeibp.co.jp