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 外食業界で、飲食代金に応じたポイント還元サービスを廃止する動きが目立っている。

 ワタミフードサービスが展開している居酒屋チェーン「ゴハン」は6月をメドに、新規のポイントカードの発行を中止する。同社は昨年10月に初めてポイントサービスを開始したが、わずか9カ月で取りやめることになる。

 ポイントサービスは、リピート客の獲得に有効な手段とは言えないと早い段階で判断した模様だ。

 すかいらーくグループのファミリーレストランであるジョナサンも、3月で新規のポイント発行を中止する。ためたポイントの食事券への交換も、来年3月で打ち切る。

 ジョナサンはポイントカードの発行やシステム管理に年間約3000万円を投じていたうえ、食事券として還元する費用がかさんでいた。

 ところが、全336店に年間延べ6000万人の顧客が来店するにもかかわらず、カードの有効発行枚数は約45万枚にとどまっており、費用対効果に疑問を感じ始めていたという。同社は現在、ポイントサービスに代わる新しい顧客サービスを検討している。

 ほかにも、居酒屋「天狗」をチェーン展開するテンアライドが、1月末でポイントサービスを終了した。

 ポイントカードを作りたい顧客には店頭で住所などを登録してもらっていたが、記入した顧客情報に不備が多く、その後のデータ活用が思うようにできていなかった。

西 雄大tnishi@nikkeibp.co.jp