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 映画館で入場券をネット販売する動きが活発化してきた。ICカードをかざすだけで入場できるチケットレス化への取り組みも盛んだ。

 複合映画館最大手のワーナー・マイカル(本社東京)は、決済に用いたクレジットカードを持参してもらい、カードを機器で読み取って発券する方式でネット販売を開始。夏までに全館に展開する予定。売り上げの10%をネット販売するのが目標だ。

 6月までに全館で、やはりネット販売を開始するヘラルド・エンタープライズ(同)は、入り口にネット購入者用の端末を設置した。クレジットカード決済後に伝えた会員番号と予約番号を入力、もしくは予約時に用いた電子マネーEdy(エディ)搭載ICカードをかざすと、直ちに発券する仕組みを採用した。

 一方、東急レクリエーション(同)は映画の前売り券をネット販売し、チケットレスで入場できる実験を実施中だ。3月下旬にモニターを1000人募集し、ICカードおよびパソコン用接続装置を貸与。パソコンでネット購入し、ICカードにデータを転送しておいて映画館入り口そばの認証装置にカードをかざすだけで入場できる。7月まで実験を行う予定だ。

 チケットレスは鉄道会社の近畿日本鉄道も取り組んでいる。携帯電話の予約画面がチケット代わりになる方式で、座席指定特急券を3月から販売を開始した。

井上健太郎 kinoue@nikkeibp.co.jp