日本通運は今年7月、国内航空貨物の輸送情報システムを刷新した。荷物の管理に、書き込める情報量が多い2次元バーコードを採用し、航空貨物に張り付ける行き先のラベルに印字する。

 荷物が通過する拠点名や荷物番号などの基本情報だけでなく、配達指定日といった依頼主からの要望や、代金引換サービスの金額も、2次元バーコードに書き込めるようになった。

 顧客が指定した配達の時間帯も書き込み、誤った配送時間に荷物を積み込んだ場合は、携帯情報端末に警告のメッセージを表示する。

 1次元バーコードは必要最低限の情報しか書き込めなかった。そのため、入り切らない情報は、配達員が携帯情報端末で手入力していた。

 新たに2次元バーコードを採用するため、配達員が持つ携帯情報端末、合計6000台を更新した。端末は富士通製を採用。投資額は、輸送情報システムの構築費と携帯情報端末を合わせて約12億円。

 新しい携帯情報端末は通信機能を持ち、配達が完了するごとに、その情報を登録して本部に送信する。最短で15分後には、本部のサーバーに配達完了の情報が反映される。

 そのため、顧客は同社のホームページから、すぐに配達状況を確認できる。これまでは、配達員が営業店に戻らなければ情報を登録ができなかったので、顧客は荷物の正確な配達状況を確認しにくかった。

西 雄大 tnishi@nikkeibp.co.jp