パワーバイ・ドットコム(東京都千代田区)は10月25日から,日産自動車が89年~93年に渡って販売していた「スカイラインGT-R(BNR32)」の中古車をチューンアップしてネット販売する。販売台数は,型式に合わせて32台の限定とする。価格はBNR32が発売された当時と同じ,445万円。

 パワーバイ・ドットコムは新車やインテリア商品など共同購入方式でネット販売している。今回は,独自の商品を企画してネット販売するという同社としては初の試みとなる。同社は,スカイラインをの生みの親として有名な桜井眞一郎氏に話を持ちかけ,同氏が社長を務めるエンジニアリング会社のエス・アンド・エスエンジニアリング(横浜市港北区)がチューンアップを施す「桜井眞一郎のミレニアム作品」として売り出す。

 販売する車は,程度の良い中古車にエンジンなどの部品を交換して,大幅に性能を向上させた。桜井社長は「スカイラインの初代から7代目までの開発を担当したが, 体を壊し志半ばでやめざるを得なかった。やり残したことを今回の企画で実現する」と思いを語る。パワーバイ・ドットコムの大竹徹社長は,「生みの親である桜井社長がチューンアップするためプレミアが付き,GT-Rの愛好家にとっては喉から手が出る程の魅力のある車になる」と期待を込める。

 受付はパワーバイ・ドットコムのWebサイト(http://www.mypower-buy.com/)のほか,自動車のネット販売を手掛けるカーポイント(東京都中央区)と提携し,カーポイントのWebサイト(http://www.carpoint.ne.jp/)に専用コーナーを設置する。パワーバイ・ドットコムの大竹社長は,「BNR32以外にも,年内に同様の手法で3車種を投入する」と意気込む。(大竹 剛=日経ネットビジネス編集)