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 多くのユーザー企業は,ネットワーク技術者不足を痛感しており,ネットワーク・セキュリティに対する不安も大きい――日経NETWORKが2000年8月に実施したアンケート調査で,ユーザー企業が抱えるこんな悩みが聞こえてきた。

 「ネットワーク時代のIT技術者に関する調査」と題したこの調査は,上場企業や店頭公開企業など約3400社にアンケート票を配布して実施したもの。1247企業から有効回答を得た。

 アンケートでは,情報システム部における技術者不足の現状,各種サーバーの運用状況,ネット構築・運用の問題点,気になるネットワーク技術などを尋ねた。

技術者不足は相当に深刻

図1 やはり足りないネットワーク技術者
調査結果にはユーザー企業がいかにネット技術者の不足で悩んでいるかが如実に表れている。社内ネットの構築・運用で困ることの第2位にはセキュリティに対する不安が入った。
 まずはもっとも気になるネット技術者の充足度から見ていこう(図1[拡大表示])。「社内ネットの構築で困ることはなにか」(複数回答)という質問をぶつけてみた。すると,実に76.9%の企業が「社内に専門家がいない,あるいは不足している」という選択肢を選んだ。「社内ネットの運用で困ることはなにか」(複数回答)という質問に対してもほぼ同様の結果が得られた。

 単刀直入に「ネットワーク担当技術者は足りているか?」と尋ねてみた結果でも,約4分の3の企業が不足していると回答。多くの企業が,ネットワークの構築・運用全般にわたって深刻なネット技術者不足に悩んでいることがうかがえる。

不足数は少ないが補充は難しい

 では,具体的にネット技術者はどのくらい不足しているのだろうか。この質問に対しては,「1人」あるいは「2人」という回答が全体の約7割を占めた。この結果だけを見ると,人材不足といっても深刻な問題ではないように思えるかもしれない。

 しかし,企業の多くはそうは捉えていない。「ネットワーク技術者の2~3年先の人数は足りているか?」という質問に対しては,「不足」という回答が62.2%にのぼり,「適正」の23.7%を大きく上回った。ネット技術者の確保は簡単には進まないようだ。

 日経NETWORKは2000年8月,「ネットワーク時代のIT技術者に関する調査」と題してユーザー企業を対象に大規模なアンケート調査を実施した。対象とした企業は国内の上場企業や株式を店頭公開している企業,生・損保会社など合計3423社。これらの企業に調査票を郵送し,回答期限までに1247社から有効回答を得た(有効回答率:36.4%)。