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 11月16日,Windowsの新版WindowsXPがついに登場した。好き嫌いにかかわらず,これから購入するパソコンの多くに,このWindowsXPがプレインストールされる。そこで気になるのが,家庭ユーザー向けのWindowsXP HomeEditionを,オフィス・ユーザー向けの同Professionalと同様に,オフィスで使っても大丈夫かという点だ。

 OSの中核部(カーネル)は,両社ともWindowsNT/2000系列に一本化されているので,稼働するアプリケーションに違いはない。企業ユーザーに深く関係する違いは,ネットワーク機能である。HomeEditionはProfessionalから二つの重大機能が削られているのである。

 その一つはNetWareクライアント。HomeEditionには,NetWareサーバーへアクセスするソフトが付属していないのである。ファイル・サーバーとしてNetWareサーバーを使っている場合は,Professionalを選ぶしかない。

 もう一つは,Windowsドメインに関する機能がないこと。HomeEditionのネットワークの設定画面には,Professionalに用意されているドメインへ参加するための項目がない。ドメインとは,ユーザー名とパスワードなどの認証情報を一元管理して,その情報を複数のWindowsサーバーが利用できるようにするしくみ。例えば,ユーザーは一度ドメインへログインすると,同一ドメインに所属する別のサーバーへアクセスしても,ユーザー名やパスワードを聞かれることがなくなる。

 しかし,この点はさほど問題にならない。なぜなら,HomeEditionのデスクトップ画面にあるネットワーク・コンピュータ・アイコンをダブルクリックすれば,ドメインに所属するファイル・サーバーが表示され,そのファイル・サーバーの共有フォルダにあるファイルを読み書きすることもできるからだ。あらかじめドメインにユーザーを登録しておく必要はあるが,アクセスしたいファイル・サーバーを選びユーザー名とパスワードを入力すれば,問題なくアクセスできる。

 ただし,HomeEditionでは,パソコンを再起動してしまうと,再起動前に使っていたユーザー名とパスワードを覚えていてくれない。また,同一ドメインに所属していてもサーバー・マシンが違えば,再度ユーザー名とパスワードを入力する必要がある。

 こうした点を理解したうえであれば,オフィスでもHomeEditionが使えるだろう。

高田 学也

<日経NETWORK12月号では,WindowsXPのオフィス利用に関する記事を掲載しています。ぜひ,ご覧下さい>