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 遠くにいる人にネットワークの設定方法を教えようとして,もどかしく感じたことはないだろうか。電話で説明しようとしても,うまく伝わらない。「タブ」とか「ラジオ・ボタン」とか言っても,どこを示しているのかわかりにくい。目の前で実際に操作して見せれば話が早いのに--。こんなとき,「画面録画ソフト」が役に立つ。

 画面録画ソフトとは,マウスのクリック動作やキーボードからの入力といった,パソコン画面上での操作を記録し,同じ操作をそのまま再現するソフトのこと。操作方法は簡単だ。画面録画ソフトを立ち上げ,録画を開始する。そして,マウスやキーボードを使って記録したい画面操作を実際に行なう。操作が終わったら録画を停止する。すると,この一連の操作の様子がファイルとして保存される。

 保存したファイルをクリックすれば,あたかも誰かが画面を操作しているかのように,記録した画面操作の様子が再現される。ファイルをインターネットで送信すれば,離れた場所にいる人にも,即座に操作の様子を伝えることができる。画面の録画と同時に,音声を録音できるものも多い。画面上の操作に合わせて解説を付けておけば,より効果的に操作のポイントを伝えられる。

 画面録画ソフトには,二つのタイプがある。一つは,画面の描画情報を保存しておき,それを使って同じ画面をもう一度作り出すもの。ロータスの「スクリーンカム」が代表例だ。もう一つは,画面の動きをムービー・ファイルに変換して保存し,ムービー・プレーヤで再生するもの。こちらは,シェアウエアやフリーソフトがいくつもある。

 スクリーンカムは,画面の描画情報を「SCM」と呼ぶ独自フォーマットとして保存する。これを専用ソフト「スクリーンカム・プレーヤ」を使って再生する。プレーヤは無料でダウンロードできる。プレーヤの配布も自由だ。また,自己再生機能を持つ実行形式ファイルとして保存することも可能だ。

 描画情報だけを保存するので,ムービーとして保存するタイプに比べて,ファイルのサイズを小さくできる。ネットワークでやりとりするのにピッタリだ。もし,ムービーを保存するタイプの画面録画ソフトを使う場合,画面の色数や解像度を落として,ムービー・ファイルのサイズを小さくする工夫が必要になる。

 残念ながら,スクリーンカムは単体では販売されていない。開発元のロータスは,以前は単体の製品として売り出していたが,現在は統合ソフト「ロータス スーパーオフィス」に添付されているだけである。それでも,体験版はロータスのホームページから入手できる。あまりパソコンに詳しくない人が周りにいるなら,ちょっと試してみてはいかがだろうか。

高橋 健太郎

関連リンク
「スクリーンカム97体験版」のダウンロード元
ムービー保存タイプの画面録画ソフト「AviRec」(フリーソフト)
シェアウエアの画面録画ソフト「HyperCam」
シェアウエアの画面録画ソフト「RecWnd」