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水野 忠則 静岡大学情報学部情報科学科教授

石原 進 静岡大学情報学部情報科学科助手

種類によって,LAN構成の形状が違う

 10BASE2では,10BASE5に比べて取り回しが楽になったとはいえ,コンピュータを接続する際には長いケーブルを引き回さなければなりませんでした。室内のレイアウト変更や,新しいコンピュータを追加する時には手間がかかりました。

 そこで考え出されたのが,より対線を用いた10BASE-Tテンベースティーという規格です。より対線とは,2本の銅線をらせん状により合わせたケーブルです。電話のモジュラ・ケーブルに良く似ており,細くて軽量なのが特徴です。

 10BASE-TでLANを構成する時は,各コンピュータをハブと呼ばれる集線装置により対線でつなぎます。ハブを中心に放射状に配線するわけです。このような接続方式を,スター型接続と呼びます(pict.2[拡大表示])。

 より対線は取り回しに優れますが,同軸ケーブルよりもノイズの影響を受けやすいので長い距離を伝送できません。ハブとコンピュータをつなぐより対線の最大ケーブル長は100mです。

 現在オフィスや学校で使われているLANは,ほとんどがスター型接続です。10BASE-Tや,伝送速度を100Mビット/秒にした高速イーサネットが導入されています。