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大体はわかっているが…

 IPアドレスはIPネットワークの基盤となるアドレス体系だ。

 その実体は32ビットの2進数。それを人間が識別しやすいように8ビットずつ区切り,それらを最大3桁の10進数を四つ並べる形で表記する——。

 この程度なら,今さら説明するまでもないだろう。おそらく問題はその先にある。サブネット・マスクを間違えたらどうなるのか,サブネット・マスクやIPアドレスから何かわかることはないのか…。

 この特集では,クライアント・マシンの目線でIPアドレスとIPネットワークの関係を解き明かしていく。まずは,TCP/IPを利用するために最低限必要なアドレス設定を確認しよう。

図1 IPアドレスの設定項目は何を示すか
IPアドレス関連の設定項目は「IPアドレス」「サブネット・マスク」「デフォルト・ゲートウエイ」の3つ。この3つは個別に設定されるが,相互に関連しあっている。
 設定すべきアドレスは,「IPアドレス」,「サブネット・マスク」,「デフォルト・ゲートウエイ」の三つだ(図1[拡大表示])。

 それぞれのアドレスが意味するものは何か。まずIPアドレス。これは個々のマシンを識別するアドレスである。

 サブネット・マスクは,自分の所属するIPネットワークのアドレスを計算するために使う付加情報。これを見ると,そのLANで使えるIPアドレスの個数がわかる。

 最後のデフォルト・ゲートウエイは,マシンが所属するIPネットワークと別のIPネットワークの出入口となるルーターのアドレスである。