コマンドは英語の略

UNIX博士(以下,博):まずは“ps”と打ってみよう(4)[拡大表示]。このコマンドは,現在実行中のプロセスを表示させるコマンドさ。厳密に言うとちょっと違うところもあるけど,プロセスとは個々のアプリケーションやサーバー・ソフトのことだ。

ビギナーくん(以下,ビ):じゃあ,今四つのプロセスが動作中なんですね。

博:そうだね。では次は“ls”と打ってみよう。

ビ:lsっと。bin(ビン),dev(デブ)…,なんですか,これ?(5)[拡大表示]

博:lsでわかるのは,ハードディスクにあるファイルやディレクトリのリストさ。ファイルなどをハードディスクに保存・管理するしくみはファイル・システムと呼ばれているんだ。

ビ:さっきのpsにせよ,今回のlsにしても,なんか覚えづらいですね。

博:そんなことはないよ。実はUNIXコマンドの多くは英語の省略形なんだ。psはプロセス(process)の略だし,lsはリストアップを意味するlistの略だよ。少し慣れれば大丈夫さ。

ビ:がんばって覚えなきゃ。

博:最後はちょっとコマンドの応用にチャレンジしてみよう。“ps|grep Apache”と打ってごらん(6)[拡大表示]。

ビ:さっきのpsコマンドの結果とちょっと似てますね。

博:実は二つのコマンドを実行したんだ。ポイントは“|”さ。複数のプロセスが通信し合うプロセス間通信と呼ぶしくみを使ったんだよ。

ビ:プロセス間通信?

博:そう。psコマンドの結果をgrepコマンドに渡して,grepが処理したんだ。grepは指定した文字を含んだ行だけを表示するコマンドだよ。

ビ:プロセス間通信を使うと複雑な処理もできそうですね。

博:その通り。じゃあ,“logout”と入力して終わりにしよう(7)[拡大表示]。