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サーバーがファイルを管理する方法は2種類

 分散ファイル・システムの実体はソフトウエアで,クライアントとサーバーの両方で動作し,定められた手順でデータをやりとりします。

 例えば,多くのOSでは階層化したディレクトリ(ディレクトリ・ツリー)を使ってローカル・ディスクのファイルを管理しています。分散ファイル・システムのクライアント・ソフトウエアは,ローカル・ディスクのディレクトリ・ツリーに,サーバーのディレクトリ・ツリーを“接つぎ木”します。この作業をマウントと呼びます。マウントすることで,サーバーにあるファイルがあたかも手元のコンピュータにあるかのように見えるわけです。

 サーバーのファイルにアクセスすると,クライアントの分散ファイル・システム・ソフトはサーバーのソフトウエアとあらかじめ規定されたコマンドをやりとりして,必要な情報を取得したり,ファイルを書き戻したりします。

 分散ファイル・システムのサーバーは複数のクライアントからのアクセスを受け付けるので,別々のクライアントがサーバー上の同じファイルにアクセスすることがあり得ます。この場合の対処方法の違いで,分散ファイル・システムはステートレス型とステートフル型に分かれます(pict.2[拡大表示])。