A 回答 ほとんどの場合,「ttfCache」というフォントのキャッシュ・ファイルが壊れたのが原因です。
Windowsは,「トゥルー・タイプ・フォント」と呼ぶ種類のフォントを利用して,画面描画や印刷を実行しています。日本語のフォントはデータ量が多く,8Mバイトを超えることもあります。文字を表示するたびにこのファイルにアクセスすると,多くのディスクI/Oが発生し,処理に時間がかかります。
この問題を回避するためにWindowsは,独自にフォントの形状データをキャッシュすることで,OS全体の性能を改善しています。Windows95/98/98SEではデフォルトでC:\WINDOWSにある「ttfCache」というファイルがキャッシュ・データです。
ご質問のトラブルは,このttfCacheファイルが,強制的なシャットダウンなど何らかの原因で破損した可能性が極めて高いです。その場合,セーフモードで起動し,このttfCacheファイルを削除します。削除後,再起動すると,新しいttfCasheファイルが生成されます。
(本誌)