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 インターネットの普及で国境の壁もなくなり,中小企業でもアイデアがあれば少ないコストとリスクで海外進出が簡単になった。しかし,そんな現在においても言語の壁は立たちはだかっている。英語ならばまだしも,英語以外の言語圏の国に進出する場合,情報収集が難しいと悩んでいる経営者も多いだろう。そんなときは現地情報を日本語で発信しているページをチェックするのがオススメだ。

 Googleは言語やウェブサイトが置かれている国に限定してキーワード検索する機能を用意している。この機能を使えば海外に在住している日本人や,日本進出などをしている海外企業が書いた日本語の情報を調べることができる。

Googleの「言語ツール」で現地情報を収集

 例えば,コンテンツビジネスでフランスへの進出を考えていたとしよう。その場合,まずGoogleのトップページから言語ツールにアクセスし,「対象言語」のドロップダウンメニューで「フランス語」,対象国のドロップダウンメニューで「France」を選択する。その上で「キーワード」欄で「コンテンツ」と入力して検索しよう。すると,フランスの現地から発信されている日本語の情報の中から「コンテンツ」を含むページが検索された。

 基本的にはフランスにあるサイトが検索されるが,在日フランス大使館対仏投資部によるマルチメディアコンテンツに関する文書なども見つけることができた。キーワード欄でAND検索やOR検索,NOT検索などの構文を使うことは可能だが,日本語で書かれた現地情報というのは絶対数が少ないのでこの技を使う際は,できるだけ1つのキーワードで探す方がいいだろう。

 ほかのビジネス用途でこうした言語指定検索を使うこともできる。例えばフランスのリヨンに出張したい場合,現地の代理店で日本語ページを設けているところを探したりすることもできるのだ。先ほどと同じ要領で「フランス語」を言語にして,「リヨン」で検索してみよう。すると,日本語で書かれた現地の代理店の情報などが手に入る。日本語で書かれた現地のスポット情報なども手に入るので,出張後に観光などをしたいときに覚えておくと便利に使えるだろう。

■津田 大介 (つだ だいすけ)

【略歴】
1973年東京都生まれ。週刊誌,インターネット誌,ビジネス誌,音楽誌などを中心に幅広いジャンルで執筆。ここ数年はネットカルチャーやネットワーク時代の音楽の在り方について多くの原稿を寄稿。主な著書は,目的別にGoogleの活用法を解説した『ググる』,ネット通販サイト「Amazon」の活用法を解説した『アマゾる』(両書とも毎日コミュニケーションズ刊)など。

【関連URL】
音楽配信を中心としたデジタルコンテンツ流通,著作権問題などの関連ニュースを集めた情報サイト「音楽配信メモ」(http://xtc.bz/)も運営している。