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 富士通は10.6型横長液晶という他社の主力製品より一回り小さいモバイルノート「FMV-BIBLO LOOX Tシリーズ」に加え、重さ580gのウルトラモバイルパソコン(UMPC)「FMV-BIBLO LOOX Uシリーズ」を発売した。特にUシリーズは2007年7月現在、同社のネット直販サイトで、納品までに最大2カ月かかるほど人気が集まっている。他社とは異なるモバイルノート製品をラインアップしていく狙いを聞いた。

■1kg台のLOOX TシリーズとUMPCのUシリーズ、モバイル市場でこの二者はどうすみ分けるのか

 Uシリーズの投入は、これから流行しそうなインターネットデバイスの方向にもアプローチしたということだ。使われ方を意識して形も決めた。携帯電話は卒業だが、求めているものがBlackBerry(加リサーチ・イン・モーション製のモバイル端末)ではないという層を狙った。

■Uシリーズはビジネス用途を前提としているのでは?

 いや、どちらかというとコンシューマー市場が最終的にはターゲットだと思う。コンシューマーというと誤解されがちだが、購入の主体は個人を想定しているということ。仕事でもプライベートでも使えるものとして買われるようにしたい。

 携帯電話はいつも身につけているが、いわゆる「モバイルノート」は常に持ち歩いているわけではない。Uシリーズは携帯電話と同じように、いつも身につけている存在を目指している。でも、携帯電話とは一線を画すWindowsフルコンパチブルの端末ということだ。

 もちろん、技術的な制約はあるが、携帯電話や、台湾、韓国メーカーが作っているようなインターネットにつながるだけの単機能端末のようなものにはしたくない。

 例えば、株のトレードやmixiでのコミュニケーションといったWebブラウジングはもちろん、メールのやりとりは添付ファイルの管理も含めてパソコンと同じようにできる。ゲームはちょっと難しいかも知れないけれど、先々はテレビも見られるという端末にしたい。Windowsパソコンとして使えるのに、サイズは小さい。そして価格も将来的には10万円を切るようなものにしたい。

 そういう意味では、私たちが考えるUMPC像は、他社の方々が話しているものとはちょっと違うかも知れないが、開発にかけている思いはこういう点にある。

■仕事やプライベートという区分けは意識しないということか

 そうだ。だから、すべてのものがちゃんと入るようにしたい。辞書も手帳もメールもテレビも。ただ、そういう意味では、今回のモデルは、まだ機能ではただの「パソコン」かもしれない。Wi-Fiには対応しているが、テレビ受信機能は入っていないし。

[モバイルノート市場の動向は:next]