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 ユーザーは検索サイトをうまく使いこなし、目的の情報を的確に見つけ出したいと考える。一方、情報を提供する企業側は、検索エンジンを活用してユーザーを自社のWebサイトに無理なく誘導することを狙う。そこで、企業が注目しているのが「検索エンジンマーケティング」(SEM=Search Engine Marketing)という考え方。検索エンジンをうまく活用して、ビジネスを拡大しようとする方法だ。SEMの草分け的存在として業界をけん引するのが、2005年に東京証券取引所マザーズに上場したアウンコンサルティング。代表取締役の信太明氏に、検索の極意について聞いた。

■SEMの必要性と効果を教えてください。

 当社では、SEMの二本柱として「検索エンジン最適化(以下、 SEO=Search Engine Optimization)」と「検索連動型広告」によるコンサルティングに重点を置いています。

 企業サイトの大きな目的は集客です。サイトへの訪問者を増やすには、パンフレットや新聞にURLを記載し、入力してもらうなどの方法があります。ただ、サイトはインターネット上にあります。親和性が高いのは、やはりインターネットを使った集客方法なのです。

 例えば、検索結果の上位に表示されれば、それを見たユーザーの10%程度がサイトを訪問すると言われています。そこで、自社サイトを検索エンジンが好む形に調整し、検索結果の上位に表示させるSEOに取り組む企業が増えました。

 一方、ネットユーザーの増加を背景に、インターネット広告市場が急激に大きくなりました。検索連動型広告とは、キーワードに入札することで、そのキーワードによる検索結果の上位に広告を表示する仕組みです。現在は、ヤフーの子会社であるオーバーチュアの「スポンサードサーチ」とグーグルの「アドワーズ広告」が二大勢力。検索連動型広告はコスト対効果が高く、今後インターネット広告市場において国内で主流となるでしょう。

■企業は、どのようなSEO対策を採るべきでしょうか。

 SEO対策は、マクロとミクロの視点でバランス良く進めるべきでしょう。マクロとは、具体的には外部リンク対策です。関連会社同士でリンクを張り合ったり、リンクサービスの専門業者に頼んだりします。ただし、外部リンクを増やしただけのサイトは評価が下がる場合があります。当然、良質なコンテンツを提供し、ユーザーの支持を得る必要があります。

 一方のミクロとは、サイト内の構造やページの記述を調整し、検索エンジンが読みやすいサイトにする対策です。マクロ対策が西洋医学的なのに対し、ミクロ対策は漢方薬のようなものでしょう。

 例えば、LPO(=Landing Page Optimization、ランディングページ最適化)もその一つ。検索結果の上位に表示されても、そこからトップページへジャンプするだけなら、すぐに「戻る」ボタンをクリックされてしまいます。目的のページへダイレクトにジャンプしたいというユーザーの欲求にきちんと応えるべきです。