PR

 ソネットエンタテインメントは2008年2月27日、同社のブログサービス「So-net blog」をリニューアルした。狙いや今後のサービス展開について聞いた。

■リニューアルの目的は。

 So-net blogは2004年11月に開始して、既に3年以上が経過している。ただ、この3年だけ見ても、ユーザー層が初級者から上級者まで幅広くなり、そのニーズも多岐にわたるようになった。シンプルな操作感とシンプルな機能ではそのニーズに応えられないため、シンプルな操作感はそのままに機能を拡充しようと考えた。

 1つのIDで5つまでブログを開設できたり、高度なアクセス解析も可能にしたことでヘビーユーザーにも満足してもらえると思う。その一方で、記事内に自動でキーワード広告を付けられるのは、ブログ初心者にもうれしい機能だ。アフィリエイト広告を自分で貼り付けるよりもずっと簡単。今まで、アフィリエイトなどの作業が分からなくて報酬を得られなかったユーザーのハードルが下がるはずだ。

■SNSとの差別化が難しかったりと、ブログの開設数は鈍化しているのでは。

 そんなことはない。So-net blogの開設数は月間5000以上で引き続き伸びている。退会も少ない。

 確かに、SNSとブログは機能が似ていたり、同じ機能を搭載していたりする。ただ、使い方が違う。SNSは人と人のつながりから始まるもの。始めたときに必ず友人がいる。その友人をトリガーにしてどんどん友人を広げていくのが主な使い方だ。一方、ブログはまず「自分ありき」だ。自分がいて、自分を表現して、すべてにおいて自分が起点になる。

 現状では、両方使っている人も多いと思うし、ユーザー自身もそれぞれの使い方を整理できてないと思う。今までが両サービスを使ってみるフェーズであったなら、今後は徐々に両サービスを選ぶフェーズになっていくのではないか。

■有料オプションを用意する考えはあるか。

 基本的には無料でやる。それがほかのサービスとの差別化にもつながるからだ。

 正直、今回の機能追加でSo-net blogはようやくほかのブログサービスと肩を並べ、機能面で見劣りしないようになったと感じている。ただ、これらの機能は多くのサービスで一部有料だったりする。So-net blogではすべての機能を無料で提供することで差別化を図れると考えている。

■すべてを無料で提供すること以外に、他社サービスに対する優位性は。

 今回追加したキーワード広告機能は差別化の1つだ。ユーザーがブログを書くだけで簡単に報酬が得られるというのは、ブログを長く続ける上で1つのモチベーションになるはずだ。これはほかのブログサービスには少ない。

 長く続けてもらう工夫として、ユーザー同士がコミュニケーションを取れる機能も以前から取り入れている。「nice!」という機能だ。他人のブログを見て「nice!」ボタンをクリックすれば、共感する記事に自分のプロフィールアイコンを貼れる。「nice!」はコメントやトラックバックのように積極的にアクションするよりも、もっと楽な気持ちで使ってもらえている。これを使ってユーザー同士で簡単なコミュニケーションを図れるのも、ほかにはないSo-net blogの特徴だと考えている。

■有料オプションを用意しないということは、売上はすべて広告ということになる。

 売上は伸びてきている。確かにトラフィックの増加に伴うシステム増強などのコストはかかる。ただ、ユーザーの伸びが確実に広告収入の伸びにつながっている。

 正直、少し前まではコストだけがかかるサービスだったという一面はある。ただ、今は急速に広告ビジネスが立ち上がっている。今回キーワード広告を始めたのもその1つだ。

 広告もユーザーに受け入れてもらえないと意味がない。見る側にとっても書く側にとってもプラスになるような広告を今後も展開していきたい。