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 米マイクロソフトは事業部門を3つに分ける、大規模な組織再編を実施した。急成長する米グーグルなどのWebサービス企業に対抗し、成長を持続させるのが目的。意思決定能力の強化と実行スピードの向上を狙う。新しい事業部門は下図の通り。最大の特徴は、同社のWebサービス事業MSNをWindowsなどの中核製品と同じ部門に組み入れ、一体で事業を推進することだ。

 併せて同社は、これまでWindowsなどの開発を統括してきたジム・オールチン氏が来年末、「Windows Vista」出荷後に退社する予定であることを明らかにした。各事業部門への技術戦略面での支援は、ロータスノーツの開発者として知られ、今年、同社に最高技術責任者として迎え入れられたレイ・オジー氏が行う。