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 10月3日のソニーを皮切りに、デジタルカメラの不具合報告が各社から相次いで発表された。内容は各社ほぼ同じで、販売済みのモデルが搭載するCCDの一部に不具合があるというもの。高温多湿環境下で使用したときなどで、「画像が撮影できない、画面が乱れる」といった症状が出る可能性がある。各社とも、症状が現れた製品については無償で修理する。なお、過去に同不具合が原因で修理をしたユーザーへの対応は、各社で異なる。

 不具合の報告を発表したデジカメメーカーは、10月13日の段階で7社。発表順に、ソニー、富士写真フイルム、キヤノン、コニカミノルタ、ニコン、リコー、オリンパスイメージング。それぞれ対象機種を公表しており、デジカメだけでなく、デジタルビデオカメラやPDAにまで対象機種は広がっている。その数は7社合計で63機種にも及ぶ。未発表のメーカーもあるので、今後もまだ対象機種数は増えそうだ。

 不具合の原因はCCD内部の配線部と見られている。高温多湿環境下で、問題のある配線部が外れてしまい、画像が撮影できなくなったり、液晶画面が乱れるトラブルが発生するようだ。日本国内で普通に使用している限り、トラブル発生比率は低いとされるが、対象機種のユーザーは注意が必要だろう。