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 銀行から送られたように装ったCD-ROMを使い、インターネットバンキングの口座から預金を引き出す事件が相次いでいる。技術的には単純な手口であり、今後類似の事件が発生することも考えられるので、注意が必要だ。

 警視庁は11月10日、千葉県に住む無職の男性を逮捕した。逮捕容疑は、不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反、および電子計算機使用詐欺。この男性は、7月にジャパンネット銀行の顧客のIDとパスワードを不正に入手し、21万6000円を自らが管理する銀行の口座に送金した疑いが持たれている。

 さらにこの男性は10月にスパイウエアが入ったCD-ROMを銀行の顧客に送付した可能性が高い。現時点でCD-ROMが送付されているのが明らかなのは、北陸銀行や千葉銀行、八千代銀行、城北信用金庫。このうち北陸銀行や千葉銀行などでは実際に不正な振り込みが行われた。どの金融機関からでもCD-ROMを送付するサービスは行っておらず、送られたCD-ROMには注意してほしいとしている。