インテルは2006年1月6日、ノートパソコン用のデュアルコアCPU「Core Duo」を発表した。Core Duoはこれまで「Yonah」という開発コード名で呼ばれていたCPUで、「Pentium M」の後継に当たる。米国で開催された「2006 International CES」にタイミングを合わせて発表した。
Core Duoの特徴は、高性能と低消費電力。2つの独立したコアがキャッシュを共有し、メモリーを多く使用する方に、より多くのキャッシュを割り当てるなどの新たな機構を搭載した。同社製のチップセットと同時に使用した場合、従来に比べて70%以上の性能向上を実現したという。その一方で、消費電力を最大で28%削減した。
同時に、ノートパソコンの新ブランド名「Centrino Duo」も発表した。Core Duoと、同社製のチップセット、無線LANチップを採用したパソコンにはCentrino Duoのロゴが使用できる。
なおインテルは、この発表の前日、新たな企業ブランド・ロゴも公開した。37年前に創業者が考案した「ドロップ-e」と、1991年からこれまで使われてきた「IntelInside」の二つのロゴを発展させてデザインしたという。同社の新スローガンである「インテル。さあ、その先へ。」も付加している。ロゴの刷新で、消費者からの認知度向上や親近感の獲得を狙うという。