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 ライブドアは1月24日、証券取締法違反の容疑で逮捕された堀江貴文容疑者(代表取締役社長兼最高経営責任者)が社長および代表を辞任したことを受け、執行役員社長に平松庚三(こうぞう)氏(執行役員上級副社長、弥生社長)、代表取締役に熊谷史人(ふみと)氏(取締役)が就任すると発表した。同時に宮内亮治容疑者が取締役を辞任したほか、堀江容疑者は翌25日に取締役も辞任している。

 ポータル・サイト「livedoor」や無線LAN接続サービス「livedoor Wireless」の提供、メール・ソフト「Eudora」やインターネット電話ソフト「livedoor&Skype」の販売/サポートなどの事業は今後も継続するほか、同社グループ企業の事業も同様に継続して提供するという。また、「社名変更や身売り、グループ企業の売却は今のところ考えていない」と熊谷氏は説明する。堀江氏逮捕は証券市場を揺るがす大事件になったが、当面は、同社製品やサービスを利用しているユーザーへの事件による直接の影響はほとんどないと言えそうだ。

 同社の新体制は執行役員社長と代表取締役と分かりにくいが、熊谷氏は「業務の執行はほぼすべて平松が担当し、私は業務がきちんと執行されているかどうかをチェックしていく」と説明する。経営と業務執行を分離し、経営を健全な体制にしていくのが狙いである。これまでの同社の経営体制は、「堀江が経営と業務執行のトップを兼任しており、例えるならピッチャーと4番バッターを兼任していたようなものだった」(平松氏)。

 平松氏は、「企業として成長を目指すのは当然のことだが、コンプライアンス(法令順守)やコーポレートガバナンス(企業統治)を強化し、ルールにのっとって企業活動を進めていく」とした上で、「株主、顧客などの信頼を1日でも早く回復したい。そのために、新しいチームで努力していく」と述べた。