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 米ウォルトディズニーカンパニーは1月24日、米ピクサーアニメーションスタジオズを買収すると発表した。ピクサーは3次元のCGアニメーションを得意とする映画制作会社。買収額は約74億ドルで、夏までに傘下に収める。ピクサーCEOであるスティーブ・ジョブズ氏は、ディズニーの取締役に就任する。元々ディズニーとピクサーは映画の配給で提携していたが、最近は提携解消の動きも出ていた。それが一転しての買収となった。

 一部では、アップルコンピュータCEOでもあるジョブズ氏がディズニー取締役に就くことで、アップルとディズニーの協業に弾みがつくとの見方もある。ディズニー傘下のテレビ局大手ABCやCATV専門チャンネルのディズニーチャンネルなどはアップルの音楽配信サービス「iTunes Music Store」が昨年10月に映像配信を開始したときに、番組配信をいち早く開始した。ジョブズ氏のディズニー入りでこうした動きが加速する可能性もある。

 両社が提携したのは1991年。95年にピクサーが制作した「トイ・ストーリー」をディスニーが配給したのを皮切りに、立て続けに大ヒット作品を両社で手がけてきた。ピクサーの作品には「ファインディング・ニモ」(03年)などがある。