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 NECは高速バスや列車などから、高速にインターネットに接続できる通信システムを開発。1月から京王自動車や山梨交通観光バスなどと共同で実証実験を開始した。この通信システムでは、通信用モジュールとして無線LAN、PHS、携帯電話(2G/3G)を搭載し、異なる通信インフラを使いながら効率良くデータを送受信する多重化技術を実現している。

 既存の通信基盤を利用するため、安く高速なインターネット環境を整備できる可能性があるという。3月まで実証実験を行い、実用化の道を探る。航空機では衛星通信を使ったインターネット接続が実用化されているがシステムとしては高価。高速バスや列車などでは安い価格で導入できるインターネットの接続システムが求められている。