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 インテルの投資部門「インテル キャピタル ジャパン」は2006年4月18日、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレットに、転換社債型新株予約権付社債により50億円を投資したと発表した。

 Edyはソニーが開発した非接触ICカード「FeliCa(フェリカ)」を利用した電子マネーサービス。専用のEdy端末などから、あらかじめカードに入金(チャージと呼ぶ)しておくプリペイド方式を採用している。支払い時には、カードをEdy端末にかざすだけで代金が支払える。チャージ金額の上限は5万円。クレジットカードのように、カード発行時に個人情報を登録する必要はない。

 インテル キャピタルのバルン・カパーアジア太平洋地域統括ディレクターは、今回の投資を日本における同社のモバイルノート向けプラットフォーム「Centrino Duo」と、家庭向けプラットフォーム「Viiv」の普及戦略に沿ったものであると説明した。

 パソコンを使ったインターネットでの決済におけるEdyの利便性について、インテルの吉田和正共同社長は、機器にかざすだけで決済が済む点と、個人情報が漏れる心配がない点を強調した。実際の利用例として、ホットスポットなど外出先でのインターネット通信料の支払いや、Viiv対応パソコン向けに配信する音楽や映画といった有料コンテンツの配信料の支払いを挙げた。

 ビットワレットの川合成幸社長によると、50億円の投資によってインテル キャピタルはソニー、NTTドコモに次ぐ第3位の出資会社になったという。投資金は、Edy端末の購入資金に当てる。「ここ1、2年でEdy加盟店はさらに増えるだろう。必要な端末は数万から数十万台になる。端末の急激な需要増に応えるために、今回の投資を受けた」(川合社長)と説明した。

 インテル キャピタルは「今回の投資だけでなく、状況を加味しながら今後も引き続きビットワレットに対して投資を続けていく」(バルン・カパー氏)という。