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 松下電器産業は2006年4月25日、ノートパソコン「Let's note LIGHT」4機種を発表した。2006年5月19日に発売する。このうち、14.1インチの液晶を備える「CF-Y5」は、きょう体設計を見直し、キーボード下部に防滴加工を施した。価格はオープンで、想定実勢価格は約26万5000円(製品情報)。

「200mlくらいまでなら壊れない」

 CF-Y5ではキーボードやタッチパッドの下部を防水シートで覆った上で、きょう体底面のほぼ中央部に排水口を設けた。電源が入った状態でキーボードに誤って水をこぼしても、「おおむね200ml程度までなら、プリント配線基板やHDDなど、重要な部分に水を浸入させない」(同社)という。

 なお、きょう体全体で防滴加工しているわけではなく、端子部やバッテリー、スピーカー、開いた状態のDVDドライブなどは対象外となる。また水濡れによる故障が発生しないと保証するわけでもない。とはいえ、「当社に持ち込まれる修理依頼のうち、水濡れを原因とするものが上位に来ているのは事実。防滴加工を施すことで、万一水をこぼしても直ちに故障することを食い止め、貴重なデータを退避させたり、高額な修理費を減らしたりできる」(同社 パナソニックAVCネットワークス社 テクノロジーセンター ハード設計第二チーム 主幹技師の古川治氏)としている。

 なお、他社のノートパソコンでは、東芝、富士通、レノボ・ジャパンの各社が一部製品で防滴加工を施したり、排水口を設けたりしている(関連情報)

40g軽量化、駆動時間は2時間延長

 このほかCF-Y5では、従来製品の1.53kgに対し1.49kgと約40g軽量化した。液晶ディスプレイに用いるガラス基板を従来品の0.3mm厚から0.2mm厚にしたこと、DVDドライブを従来品の99gから59.5gに軽量化したこと、きょう体のマグネシウム合金の鋳造手法の見直しにより肉厚を従来品の0.6mmから0.55mmにしたこと、などで実現した。

 一方でリチウムイオン2次電池を採用した内蔵バッテリーの容量を、2550mAhの6セル構成から、2850mAhの6セル構成へ大容量化した。CPUを従来品の低電圧版Pentium M 778(1.6GHz)から低電圧版Core Duo L2300(1.5GHz)へ変更したこともあり、バッテリー駆動時間は従来製品の約7時間から約9時間へ延びている。

 このほかの主な仕様は次の通り。メインメモリーは512MB(最大1GB)、内蔵HDD容量は60GB。液晶ディスプレイの解像度は1400×1050ドット。DVDスーパーマルチドライブを内蔵。無線LANは802.11a/b/g対応。100BASE-TX対応のLAN端子、Type IIのPCカードスロット、SDメモリーカードスロット、USB 2.0端子×2、アナログRGB出力端子などを備える。プリインストールOSはWindows XP Professional。Microsoft Officeは付属しない。外形寸法は幅309.6×奥行き245.5×高さ28~44.5mm。

超低電圧版Core Solo搭載機を3機種発売

 同社はCF-Y5のほか、12.1インチ液晶でHDDとDVDドライブを備えた2スピンドル構成の「CF-W5」、12.1インチ液晶でHDDのみ備えた1スピンドル構成の「CF-T5」、10.4インチ液晶の「CF-R5」の3機種を投入する。いずれもCPUに米インテルの超低電圧版Core Soloを採用したことなどで、バッテリー駆動時間を全機種で従来製品より延ばしている。いずれもオープン価格で、想定実勢価格はCF-W5が約24万5000円、CF-T5が約21万5000円、CF-R5が約20万円。このほかCF-W5にOffice 2003 Personalをプリインストールしたモデル(想定実勢価格は約27万円)を用意する。

実際にキーボードに水をこぼすデモ