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 三洋電機を除く大手電機メーカー8社の2005年度連結決算が出そろった。全社が増収を記録したほか、営業損益ベースでも2けた増益を記録する企業が相次ぐなど、業績の回復ぶりが顕著である。

 シャープは対前年同期比10%増と2けた増収を記録。営業利益も同8%増とし、引き続き高い営業利益率を確保している。液晶パネルだけで同19%増収となる8600億円を稼ぎ出し、携帯電話機や完成品の液晶テレビも高い伸びを示した。松下電器産業もプラズマテレビで同93%増の4200億円を売り上げた。ソニーは液晶テレビの新ブランド「BRAVIA」の投入効果でテレビ事業を増収としたが、販売単価の低下により同事業の赤字幅は拡大した。東芝はフラッシュメモリーが好調で、電子デバイス事業が1200億円(同33%増)の大幅増益。パソコンや携帯電話機も好調だった。富士通も光伝送システムやアウトソーシング、HDDなどが好調で2けた増益となった。

 一方、NECは営業利益が同33%減少。半導体と携帯電話機でそれぞれ約250億円の営業赤字を記録した。パソコン事業も、円安に伴う部品調達価格の上昇が原因で、販売台数が増えたにもかかわらず、前年度の70億円の営業黒字から70億円の営業赤字へ転落した。松下も携帯電話機事業を担うパナソニック モバイルコミュニケーションズが84億円、日本ビクターが58億円の営業赤字をそれぞれ計上するなど課題を残した。