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 インターネット接続サービス「DION」では2006年5月から、同サービスの会員向けに従来より使い勝手を大幅に改善したWebメールのベータ版提供を開始した。このメールシステム「Rich Mail」は、携帯電話向けソフトウエアなどの提供で知られる日本オープンウェーブシステムズが開発した。同社のソリューションアーキテクト本部 ビジネスソリューションエバンジェリスト 関根章弘氏にこのメールシステムの特徴などを聞いた。

■「Rich Mail」を開発した背景は?

関根氏:ユーザーがメインで使うメールアカウントをWebメールにする割合が増えている。例えば米国の調査によると、ユーザーが個人的なメールをやり取りするのに最も頻繁に利用するメールアカウントは、2000年3月の段階では米国の最大手ISPのAOLが全体の33%を占め、その他ISPの合計が39%、Webメールの割合は22%だった。それがGoogleが「Gmail」のベータ版提供を始めた2004年には、AOLが26%、その他ISPが27%、Webメールが43%になっている。この傾向は今後も続くと見て、当社でもパソコン向けのWebメール開発に取り組んだ。
 ISP側でも、通信回線だけを提供するのではなく、ユーザーに訴えかけることのできるサービスを模索している。使い勝手の良いWebメールはその一つだ。

■「Rich Mail」の特徴は?

関根氏:ユーザーを引き付けるWebメールのキーワードとしては、迷惑メール対策やセキュリティの強化、大容量のストレージに加え、「使いやすい」「見やすい」などのプレゼンテーションの良さがあると思う。Rich Mailで重視したのはこのプレゼンテーションの部分。Ajaxベースで開発しており、メールをフォルダーにドラッグ・アンド・ドロップで移動できる、スクロールで受信ボックス/件名一覧/プレビューの欄の大きさを変えられるなど、「Outlook Express」などのメールソフトに近い使い勝手を実現した。また、Rich Mailを導入したISPなどの事業者側で、細かいアップグレードや機能追加がしやすいようになっている。