アップルコンピュータは2006年5月16日、インテルのデュアルコアCPU「Core Duo」を搭載した13型液晶のノートパソコン「MacBook」を発表した。従来の低価格ノート「iBook」と、12型液晶の「PowerBook」の後継機種という位置付け。Core Duoの搭載により、iBookに比べて最大5倍の処理性能が得られるという。
アップルコンピュータのオンラインストア「Apple Store」や直営店、およびアップル製品取扱販売店を通じて、2006年5月17日より順次販売する。
インテルCPUを搭載するMacintoshパソコンとしては、一体型デスクトップ「iMac」、ハイエンドノート「MacBook Pro」、小型デスクトップ「Mac mini」に続く製品となる。アップルは今年中にすべてのラインアップにインテルCPUを搭載すると発表済み。
MacBookの登場により、ノートパソコンのインテルCPUへの移行は完了した。インテルCPUへの移行が進んでいないのは、ハイエンドデスクトップの「PowerMac G5」だけとなった。
MacBookは、1.83GHzまたは2GHzのCPUを搭載したホワイトカラーモデルと、2GHzのブラックカラーモデルに分かれる。液晶の解像度は、いずれも1280×800ドット。従来製品から輝度を79%向上している。MacBook Proが搭載している、磁石による着脱式の電源コネクター「MagSafe」や、ビデオ会議用のカメラ「iSight」も備える。価格は13万4800円から。