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 KDDI(au)は2007年1月10日、子供向け携帯電話の新機種2製品を発表し、併せて位置情報サービス「安心ナビ」の機能を拡充すると発表した。緊急事態の発生時に子供の端末の位置を1分単位で測位したり、端末の内蔵カメラで自動的に写真を撮影して保護者へ送信したりする機能を追加する。新機種、新サービスともに2007年1月下旬から提供予定(発表資料)。

 子供向け端末の新機種は「ジュニアケータイ A5525SA」と「Sweets cute」の2製品で、いずれも三洋電機製。従来機種と同様、内蔵の防犯ブザーが鳴らされたり端末の電源が切られたりした場合は緊急事態と判断して、自動的に端末の全地球測位システム(GPS)モジュールで位置情報を測位して保護者にメールで通知する機能を備える。新機種ではこの機能を拡充し、緊急事態の発生時の動作を3つ追加した。

 第1に、自動で内蔵のカメラモジュールを起動して写真を撮影する機能。撮った写真は、GPSの位置情報などとともにメールで保護者に送信される。第2に、あらかじめ指定した電話番号に自動で電話をかける機能。第3に、現在地を1分単位で測位してKDDIのサーバーに位置情報を送信する「移動経路通知」機能。

 子供の移動経路の履歴は、1枚の地図上に複数の点として表示される仕組みとなっており、保護者が端末やパソコンからKDDIのサーバーにアクセスして地図を呼び出せば、子供が現在いる地点と、それまでに立ち寄った場所の情報を確認できる。同機能では、最長で連続2時間分の移動経路を蓄積可能。なお、同機能は緊急事態の発生時だけでなく、保護者の端末から特定の文字列を含むメールを送信することで遠隔動作させることもできる。

 「安心ナビ」は、保護者の端末から子供の居場所を検索し地図表示する機能。あらかじめ特定のエリアを指定しておき、子供がそのエリア内に入ったり出たりした際に保護者の端末へメールで通知することも可能。今回の機能拡充では、地図表示をパソコンのWebサイトでもできるようにした。また、あらかじめ指定した時間帯に一定間隔で現在地を検索し、保護者の端末へ通知する機能を加えた。

 子供向け端末の市場では、KDDIが携帯電話のGPSモジュールを活用したサービスの1つとして、2005年6月に安心ナビの提供を開始した。しかし、対抗するNTTドコモは2006年3月に同様のサービス「イマドコサーチ」を始め、併せて複数の防犯機能を備えた子供向け端末「キッズケータイ SA800i」を発売。これ以降は形勢が逆転し、この市場でNTTドコモにリードを許しているもよう。KDDIでは、今回の新機種投入とサービス拡充により巻き返しを図る考えだ。