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 ワークシート上には四角や星形、吹き出しなど、様々なオートシェイプを自由に配置できる。オートシェイプは、セルの枠線にとらわれないレイアウトが可能になり、重要な項目を目立たせるなどの視覚効果も期待できる。積極的に活用したいオートシェイプだが、一つ注意したいことがある。それは、オートシェイプの削除だ。

 図1はワークシート上にオートシェイプのテキストボックスを配置したところだ。オートシェイプの背面にある行や列を移動すると配置されているテキストボックスも同じように移動する(図2)(図3)。

 では、オートシェイプの背面の行や列を削除するとどうなるだろう? 図4では、テキストボックスの下にある列を削除した。結果は、テキストボックスもいっしょに削除された…ように見える。しかし、実際はセルが削除されただけでテキストボックスはまだワークシート上に潜んでいるのだ。隠れているのはA列の左側。その証拠に、マウスポインタをA列と行番号の境に移動すると、見慣れないポインタに変化する(図5)。そのままクリックすると隠れていたテキストボックスが選択される。さらに、マウスをドラッグすると、削除したつもりのテキストボックスが姿を現したではないか(図6)。

 テキストボックスなどのオートシェイプは、背面にあるセルに合わせて伸縮する。またセルごと他の位置に移動やコピーすることも可能だ。しかし、今回のようにセルを削除してもオートシェイプは削除されないのだ。この性質を知らずに、オートシェイプを削除するつもりでセルの削除を繰り返すと、見えないオートシェイプがワークシート上にたくさん潜むことになる。そのワークシートはスクロールが重くなり、ブックのサイズが妙に大きくなる。オートシェイプの削除は、選択してDeleteキーを押すクセを身につけよう。

図1 ワークシート上に配置したオートシェイプのテキストボックス。セルの枠線にとらわれない自由なレイアウトが可能だ

図2 テキストボックスの真下の列を選択してドラッグしてみると

図3 列と一緒にテキストボックスも移動する。どうやらセルとテキストボックスはリンクしているようだ

図4 今度は真下の列を選択して削除してみる。リンクされたセルが削除されると、テキストボックスも削除されたように見えるが…

図5 テキストボックスはA列の左側に隠れていた。マウスポインタがオートシェイプ用に変化したのが動かぬ証拠

図6 そのままドラッグすると、削除したつもりのテキストボックスが現れた。テキストボックスは姿を隠しただけだったのだ