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 最近、日本でもグリッドコンピューティングを活用するビジネスが増えてきました。グリッドコンピューティングとは、複数台のパソコンをネットワークで接続してスーパーコンピューター並の能力を実現する技術です。

 従来からグリッドコンピューティング自体は知られていましたが、最近では、日本でも一般のユーザーが手軽に参加できる実験などが増えてきているのです。例えばNTTデータでは、花粉の飛散経路をシミュレーションするのに一般ユーザーのパソコンを利用して計算する実験を行っています。ユーザーはソフトをダウンロードして実行するだけ。基本的に誰でも参加できます。

 NTT西日本では、フレッツユーザーのパソコンを借りてグリッドコンピューティングを構築し、さまざまな解析などを行うビジネスを始めました。パソコンを貸してくれたユーザーに対し、利用料を払うのが面白いところです。

 ただユーザーの主な興味は、お金よりもむしろプロジェクトへ参加できる点にあるようです。グリッドコンピューティングが使われるのは、ゲノムの解析や環境の分析など科学の発展に貢献したり、新しい発見につながるものが多いのです。自分のパソコンでそういったプロジェクトに参加できるという点が、ユーザーの興味をかき立てているようです。