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 スキャナーは、撮像素子と呼ばれるセンサーで原稿を読み取ります。このセンサーには、CCDとCIS(コンタクトイメージセンサー)の2種類があり、市販されているスキャナーはどちらか一方を採用しています。

 CCD採用機とCIS採用機の違いは、見た目ですぐに分かります。CIS採用機の厚みは4 c m 程度ですが、CCD採用機はその2倍以上あります。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 CCDはコピー機などでも使われているセンサー。フィルムを読み取れる製品のほとんどはCCDを採用しています。フィルム読み取り装置を簡単に搭載できるからです。
 高解像度に対応した製品もあります。画質も高く、原稿台(ガラス面)から原稿がある程度離れていてもきれいに読み取ることができます。

 ただし、本体サイズがCIS採用機に比べて大きく、動作させるには電源が必要になります。据え置きで使うのであれば問題ありませんが、利用するときだけ接続するといった使い方には向いていません。

【CCDスキャナーの特徴】

ケーブル1本で使えるCIS

 CISは低消費電力で動作する読み取りセンサーです。電源コンセントを探さなくても、USBケーブルを接続するだけで、電源の供給を受けることができます。これがCIS採用機の最大の利点です。

【CISスキャナーの特徴】

【CIS採用機は接続が楽】
CIS採用機はUSBケーブル経由で、パソコンから電源供給が可能。ケーブル1本で準備は完了

 このほか、CISを使うことで本体を薄くでき、片付けるときにも省スペースで済みます。弱点は、原稿台に密着していないときれいに読み取れないこと。実際に分厚い事典を読み取った例が下の写真です。

 原稿台に密着させることができない中央部分は、真っ黒になってしまいました。CIS採用機は、一部機種以外はフィルム読み取り装置を搭載していません。頻繁にフィルムを読み取るならCCD採用機。そうでなければ、接続が簡単で片付けも楽なCISスキャナーが手軽で便利です。

【厚みのある書籍の取り込みはCISの苦手分野】
CISは原稿が原稿台に密着していないと、きれいに読み取れない。CCDならある程度離れていても問題ない