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 製品に触るために列をなす人、新しい技術に目を輝かせる人、基調講演に熱心に耳を傾ける人——。新しい機器や技術を確認し、今後のトレンドを知るために、24万人を超える人が「WPC EXPO 2005」を訪れた。

 今年のWPC EXPOは10月26日から4日間、東京ビッグサイトで開催された。WPC EXPOの最大の魅力はユーザーが発表直後の製品や新しい技術に直接触れられることだ。会場で注目された展示品や講演などを紹介していこう。

【32インチでテレビもパソコンも】

 シャープは発表したばかりの新しいAVセンターパソコン「Mebius TX」シリーズを展示(右図)。発売は12月を予定。液晶ディスプレイのサイズは32インチと大画面で、液晶ディスプレイとパソコン本体の両方に地上デジタルチューナーを内蔵するというぜいたくなパソコンだ。ディスプレイ側のチューナーでデジタル放送を見ながら、パソコン本体のチューナーを使って裏番組をハイビジョンで録画できるといったことが可能になっている。


【ノートでHD画質を堪能できる時代に】

 パソコンと家電を融合させる一つの試みになっているのが、本機が搭載している「チャンネルUI」エンジン。リモコンで、画面に表示されたチャンネルメニューを操作することで、Webサイトの表示やインターネット放送を視聴できる。テレビ感覚でインターネットが楽しめるというわけだ。好みのサイトをメニューに登録してリモコンで選択できたり、インターネット放送を提供している「TV Bank」(ソフトバンクBB)や「OCNスーパーチャンネル」(NTTコミュニケーションズ)は標準でメニューに登録されている。

 ノートパソコンでは東芝の次世代「Qosmio」が注目を集めた。参考出品ながら、HD DVDドライブを内蔵した製品と、地上デジタルチューナーを搭載した製品を展示し、実際に動作させた(右図)。両機能を内蔵した製品は「来年春ごろには出荷予定」(担当者)と言う。地上デジタルチューナー搭載ノートは、東芝以外に富士通も展示。地上デジタル機能はデスクトップでの搭載が進んでいるがノートはまだ対応製品がない。デジタル放送地域の拡大に伴い、今後はノートでも対応が始まるのは必至だ。テレビ機能付きノートの購入を考えているユーザーならば、今後の各社の動向には目が離せない。

列が絶えない超人気製品も

【大勢が列をなしたWindowsモバイル】

 WPC EXPO会場で最もユーザーの注目を集めていたのが、ウィルコムのモバイル端末「W-ZERO3」だ(右図)。発表後の初お目見えとなることもあって、製品を触るためには常時4~5人待ちという大人気ぶり。本機は「Windows Mobile 5.0 日本語版」を搭載。液晶画面のサイズは3.7インチで、スライド式のキーボードも備えている。通信機能として、ウィルコムのPHSでの音声通信やデータ通信に対応した抜き差し可能の「W-SIM」を搭載。タッチパネル操作で電話がかけられる。さらに、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能にも対応している。