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《A》情報整理の思考フロー「5つのステップ」

STEP-1●目的の認識を(再確認を)絶えず行なう
 まずは、今回企画立案する案件の「目指すべき本質」をはっきり再確認しておくこと。アイデアを出すことに走り過ぎて、本来の目的から逸脱したプランを見かけることがよくある。そうならないように絶えず「目的」を再確認しながら企画立案していくことが大切である。

STEP-2●情報要素を抽出する
 続いて、当該案件に着手する際の「前提条件(立案条件)」を再確認すること。そして、前提条件を踏まえつつ企画者の視点から「事象を因数分解」して情報要素を拾い出していく。

 ここで、「事象の因数分解」と呼んでいる作業は、集まった情報を「社会形成要素(人・モノ・金・時間)」別から見たり、「全方位」や「時系列(過去・現在)」の別から見て、重要だと思える要素を逐次取り出していくことをいう。

STEP-3●抽出された情報を「問題点/良好点」の別で整理する
 次に、自社が抱える問題、業界が抱える問題、あるいは社会が直面している問題点などを整理しておく。こうすれば企画立案の糸口が多くなるからだ。また、事業分野や業務領域別に整理しておくことも大変有効である。

 良好点として捉えるべきことは、自社で持っている事業シーズと言われる製品や・技術力など、市場に対して優位な立場にある点を客観的に認識すること。もちろん外部環境にも良好点はある。自社業界を取り巻く社会環境や行政の動向などで、自社にとって好ましい状況がそれにあたる。

STEP-4●今回解決すべき課題を整理する
 実際のビジネス現場では、案件について依頼者が当初からすべての課題を調べ上げて明確に提示してくれるケースはあまりない。目に付いた課題しか明示してこないのが普通だ。しかし、内部実態調査や外部環境調査を行なうと、それまで見えていなかった課題がさらに浮かび上がってくることが少なくない。

 このようにして得られた課題もすべて含めて整理し、当該事案の目的と照らし合わせながら「今回解決すべき課題」を企画者として明確にしよう。即ち、この作業こそが当該事案の「本質」を抽出することになり、この課題の解決こそが「企画の必要条件」になる。

STEP-5●達成目標を設定する
 依頼内容になくても、提案するプランには「達成目標」を必ず入れたい。このプラン通りに実施すれば、どのような結果が期待できるのか、当面の到達点を明確にすべきだろう。達成目標を設定する際には、「近未来の視点」で「理想の状況」とはどんなものかを数字や状態を表す言葉で表現すること。それが「企画の十分条件」となる。