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 プリンター、スキャナー、コピーの1台3役をこなすことで人気が高まっているのがインクジェット複合機。だが、画質や速度に比べて、その動作音が話題になることは少ない。プリンターは、数あるパソコンの周辺機器の中で、最も大きな音を発する機器の一つ。プリンターメーカーは「コストや速度などのバランスを取りながら問題ないと思われる騒音レベルに調整する」(セイコーエプソン)としているが、しんと静まり返った深夜に複合機を動かして、そのスキャンや印刷の音に驚かされたことがあるユーザーも多いことだろう。

 複合機が発する音には、スキャナーの読み取りヘッドを動かすモーターの駆動音、用紙を印刷部に送る給紙機構の動作音(給排紙音)、印刷ヘッドを載せたキャリッジと呼ぶ部品が印刷の際に左右に動くときの振動音、などがある。これらの音は、メーカー間でもちろん異なるし、同じメーカーであっても、機種によって異なることもある。音が気になるユーザーは、店頭などで、実際の音を確認してから購入すればよいが、騒々しい店頭で聞き比べることは難しい。

 そこで今回は、プリンターメーカーの主力8製品を集め、動作音の大きさを測定した。測定方法は下図の通り。A4サイズのカラーページをコピー(すなわちスキャンして印刷)するときの音を測定した。もちろん騒音レベルは印刷画質や速度、設置環境などによって変化する。結果はあくまでも参考値としてとらえてほしい。

【騒音の測定方法とグラフの見方】

音が小さいエプソンA890

 それでは測定結果を見ていこう。今回、騒音レベルの最大値が最も低かった製品は、セイコーエプソンの「PM-A890」。用紙送出の際に発生する給排紙音が、他の製品よりも小さかった。本製品は「給紙機構部や、モーターの回転をゆっくりになるようにしている」(エプソン)という。スキャナーの動作音は、他のエプソン製品に比べて、若干高めだが、突発的な音が少ないためか全体的には静かに感じられた。なお、A890の上位モデル「PM-A950」とキヤノンのエントリーモデル「PIXUS MP500」は最大値こそA890よりも高いものの、平均の騒音レベルは低かった。

【セイコーエプソン】