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 Internet Explorer(IE)のアドレスバーに手早くURLを入力するには「お気に入り」に登録するという方法がある。しかし、人に知られたくないURLではこの方法は不向きだ。そんなときは「hosts」というファイルにURLの略称(アドレス欄に入力する名称)とIPアドレスの対応を書いておけば、アドレスバーに略称を入力するだけでそのページを開くことができる場合がある。

 通常、コンピューターは、URLが指定されるとDNSサーバーに問い合わせを行ってそのURLのIPアドレスを取得し、そのIPアドレスでURLで指定されたコンピューターに接続する。hostsファイルにコンピューターの名称とIPアドレスの対応を記述しておくことで、DNSサーバーに問い合わせていることと同様のことをパソコン内で行うことができるのだ。

 ただし、ブラウザーでプロキシ サーバーを設定している場合は、インターネット上のWebサーバーへのアクセスはプロキシ サーバーがIPアドレスを取得してアクセスするため、hostsの設定が効かないので注意してほしい(ローカルアドレスにはプロキシ サーバーを利用しない設定の場合、常にプロキシ サーバーを利用する設定の場合はLAN上のコンピューターに対してもhostsファイルは利用されない)。

 設定方法は次の通り。「hosts」ファイルはシステムドライブ(通常はC)の「\WINDOWS\system32\drivers\etc」というフォルダにある。これをメモ帳やテキストエディターで開くと、最後の行に次のような記述がある。

127.0.0.1    localhost

 この行は、「127.0.0.1」というIPアドレスと「localhost」という略称を対応させるという意味がある。そこで、この行の次の行に、ブロードバンドルーターを設定する際に、簡単にアクセスできるようにブロードバンドルーターのIPアドレスを記述してみよう。ブロードバンドルーターのIPアドレスが192.168.0.1の場合は次のようになる。

192.168.0.1   router

 こうすれば、IEのアドレスバーに「router」と入力するだけでIPアドレスを直接指定しなくてもブロードバンドルーターにアクセスし、設定できる。

 また、次のような行を入力すれば、IEのアドレスバーに「bp」と入力するだけで「nikkeibp.jp」のページにアクセスできる。

202.214.174.229 bp

 ちなみに、「202.214.174.229」は「nikkeibp.jp」のサーバーのグローバルIPアドレスで、これは「コマンドプロンプト」を開いて次のコマンドを実行することで調べられる。

nslookup www.nikkeibp.co.jp

 このIPアドレスは常に同じとは限らないので、アクセスできなくなった場合は再度確認していただきたい。

 また、上記の方法でIPアドレスを特定できても、仮想ホストにより1つのIPアドレスで複数のhttpサービスが提供されている場合には、この方法では正しくWebサイトにアクセスできないので注意してほしい。

図1 「hosts」ファイルはシステムドライブ(通常はC)の「\WINDOWS\system32\drivers\etc」というフォルダにある。「hosts」ファイルをメモ帳で開くと、「127.0.0.1 localhost」という記述があるので、追加したいサーバーのIPアドレスと略称の対応を書き加える。画面はブロードバンドルーター(192.168.0.1の場合)とnikkeibp.jpを追加した例


図2 たとえば、IEのアドレスバーに「bp」と入力するだけでアクセスできるようになる


図3 インターネット上のサーバーのIPアドレスを知りたい時はコマンドプロンプトで「nslookup」コマンドを実行すれば調べられる