PR

 Windows Media Audio(WMA)形式でダウンロードされた楽曲ファイルは、著作権管理用のライセンスファイルを含んでいます。楽曲の違法コピーを防ぐためです。ライセンスファイルは、楽曲ファイルをダウンロードしたパソコンのOSの識別番号などを記憶しています。このため、楽曲ファイルを他のパソコンにコピーしても、コピー先のパソコンはライセンスと異なるOS識別番号を持つため、再生できない仕組みです。

 ご質問にあるように、ダウンロードした楽曲ファイルのライセンスは、パソコンの不調を修復するためにパソコンをリカバリーしたり、OSを再インストールすると、楽曲ファイルの保存場所によっては物理的に消失します。消失しなくてもライセンスが無効になり、OSの修復後に楽曲を聞けなくなることもあります。ここで注意が必要なのは、楽曲ファイルを外部メディアに単純にコピーしても、ライセンスはコピーされない点です。Windows Media Player(WMP)には「ライセンスの管理」というバックアップ機能があります。この機能でUSBメモリーやフロッピーにライセンスをバックアップしておけば、同じOS上であれば、楽曲をライセンスとともに復元できます。

【バックアップが必要なケース】


【楽曲の再生にはライセンスが必要】
楽曲ファイルには、購入手続きをしたパソコンのOS識別番号などを記録したライセンスファイルが付いている。このライセンスがなければ楽曲は再生できない。ライセンスをUSBメモリーなどにバックアップしておくことで、HDDをフォーマットしたような場合でも、再生が可能となる。ライセンスファイルは、再生するパソコンが購入手続きをしたパソコンであるかどうかを確認する役割を担っている


 バックアップの方法は、まず、外部メディアをパソコンに装着。WMPのメニューバーから「ツール」→「ライセンスの管理」と進み、「変更」ボタンでその外部メディアを選択。バックアップの場合は「今すぐバックアップ」、復元の場合は「今すぐ復元」を選択します。

【ライセンスのバックアップ方法】
Windows Media Player10の場合、まずメニューバーの「ツール」から「ライセンス管理」を選択。「変更」ボタンを押して外部メディアのドライブを指定して、「今すぐバックアップ」をクリック。復元する場合は、「今すぐ復元」を選択する


 一方、パソコンを買い換えたりする場合は、OSの識別番号が変わるため、ライセンスのバックアップでは対応できません。その際は、配信サイトからライセンスを再発行してもらう必要があります。ところが、そのサービスを行っているのは現在、「goo Music Store」など一部のサイトのみ。基本的には再度楽曲を購入しなくてはいけません。

 なお、音楽配信サイトの「Mora」が採用する音楽再生プレーヤーのSonicStageでは、ライセンスの再発行とバックアップの両方が可能です。