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 ここ数年、増加の一途をたどっているのが“請求系”の詐欺だ。手口は複数あり、無料と書いてあるのに使用料を請求されるなど、不当請求の手口も多い。

 不当請求の中で、2004年末ごろから目立っているのが「ワンクリック詐欺」だ。インターネットに関するトラブルの相談を受け付ける掲示板「ネット被害対策室」の管理人・中村哲氏は、「最近ではワンクリック詐欺をはじめとする架空・不当請求の相談が一番多く、相談件数全体の5割くらいを占める」と話す。

 ワンクリック詐欺は、アダルトサイトなどを訪問したユーザーに対していきなり「登録完了」画面を表示し、通常は数万円の利用料を要求する。サイトへの入り口は、URLを貼り付けたメールであるケースが多い。

 その際、いかにも個人情報をつかんだかのような演出をしてユーザーの不安をあおる。例えば、「お客様の情報を登録中」などのアニメーション(下図5)を出したり、請求画面にIPアドレスやプロバイダー名、会社名などを表示したりするのだ(下図6)。「ご自宅、勤務先などへ直接請求させて頂く可能性がある」との文言に驚き、うっかり払ってしまう人も多い。 

【最近一番多いワンクリック詐欺】
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 ワンクリック詐欺は、ユーザーの心理を微妙に突く点が巧みだ。サイトに入る前に年齢の確認や利用規約などへのリンクを貼った画面(上図4)を用意。“下心”があったユーザーを、家族や他人に相談できない心理状況に追い込む。