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 銀行やクレジットカード会社など、実在の金融機関を名乗るメールを使い、ユーザーの個人情報を不正に取得するフィッシング詐欺。ひっかかると、クレジットカード番号や、オンラインバンクのID/パスワードが盗られるため、ネット詐欺の中でも被害が大きくなる危険性がある。

 日本では2004年頃から本格的にこの手口が登場。これまでにビザ・インターナショナル、みずほ銀行、UFJ銀行、UFJカード、ヤフーなどの名前をかたるフィッシング詐欺が出現している。2005年7月25日には、UFJ銀行名の詐欺メールが再度発見された。

 日本よりも以前からフィッシング詐欺が流行している欧米では、被害が深刻化している。詐欺メールやサイトのサンプル収集、および統計の作成を行っている米国の団体「Anti-Phishing Working Group(APWG)」によると、2005年5月に報告されたフィッシング詐欺は1万4987件(下図9)。

【Anti-Phishing Working Groupによるフィッシング報告件数】
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 調査会社の米ガートナーは、2005年5月までの1年間で、フィッシング詐欺による米国の被害額は9億2900万ドルと推計している。また、マスターカード・インターナショナルでは、「当社の名義だけで、2005年6月までの1年間で1807件のフィッシング詐欺サイトが見つかった」としている(下図)。

注:2005年7月時点 拡大表示