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 会員登録すれば誰でも参加できる個人間取引の場として、急速に発展したネットオークション。最大手のヤフーでの落札額合計は、年間で総額約6000億円にも達するという。

 しかし、相手の姿が見えない個人間で取引をするネットオークションは、詐欺師にとっても格好の場である。例えばYahoo!オークションで詐欺被害に対して支払われる補償金額は、年間8億6000万円に上るという(2004年4月~2005年3月の数字)。

 オークションにおける詐欺の手口は多様。「落札してお金を振り込んだのに商品を送付しない」「ブランド品を買ったら偽物が送られてきた」など基本的なものから、ベテランでもだまされる高度な手口もある。

 例えば、ネットオークションには出品/落札に関して良い/悪いの評価が付けられる制度がある(下図28)。これは出品者が信頼できるかを判断する指標になるのだが、複数のアカウントを用意して自作自演で評価をつり上げることも可能だ。

【評価もうのみにはできない】 【オークション外の取引は避ける】
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 最近では、「落札者が辞退したので、次点のあなたと取引したい」と、メールで好条件の取り引きを持ちかけて、代金をだまし取るケースが増えている(上図29)。

 それまで「良い」評価を得ていた出品者が突然、詐欺師にひょう変するパターンも見られる。その1つが俗にいう「自転車操業詐欺」だ(下図30)。

【高評価の主がひょう変?「自転車操業詐欺」の手口】
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