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 パーネルの法則にこんなのがある。何か大切なことができるようになる前に、他に2つのことをしなければならず、そのうち1つはほとんど不可能である、というものだ。

 私はちょっとした思いつきでこの法則を作ったのだったが、思った以上に真実味を増している。Windows Vistaの2006年2月版CTP (Community Technology Preview)、つまりビルド5308をインストールしようとして、実際にそういう経験をした。

 それは難しい作業には見えなかった。現にVistaの昨年9月版ビルドを、AMDの64ビットCPU、Athlonシステムで動かしていたからだ(2005年秋、プロフェッショナル開発者会議でリリースされたビルドだ)。マザーボードはGigabyte TechnologyのK8NS Pro 754を使った。

 そのとき、そのマシンを動かしてもみた。ダウンロードをはじめ結構便利なことができたし、Vistaの32ビット版と64ビット版の両方でBitTorrentを使った実験をいくつかやってみた。Windows Media Playerもうまく動き、映画をダウンロードして鑑賞できた。

 「9月版Vista」には制限があり、機能によってはPlaceHolderのメッセージしか見つからないことがあった。だから製品の場合と同じようには試せなかったが、おおむね良好に動いた。これを今年の2月版にアップデートするのは簡単だろう。我々はそう思っていた。

 最初にしたのは絶対必要なこと、つまりMicrosoft Developers Network(MSDN)へ行き、インストールファイルをダウンロードすることだった。それからISOのコピーイメージを作る。これは難しいはずがない。我々はNero Burning ROM 7を持っていて、これを使えばその種のことはすべて実行できるのだ。

 私のメインマシンの1台には、最新で最高のPlextor CD/DVDライターがある。NeroとPlextorは最強の組み合わせだ。両方とも推奨する。

 私は通信用マシンにインストールファイルをダウンロードした。もちろん、それはDVDライターの付いたマシンではないので、ゲームと執筆用のメインマシンであるWendyにそのファイルをコピーした。

 ここまで作業したときにはもう夜遅くなっていたので、いったん中断した。翌日は他の仕事があった。その結果、Vistaの2月版ビルドを真剣にインストールしようと決心したのは日曜日の午後だった。

 大きな声では言えないが、このビルドはもう試さずに飛ばしてしまうつもりだった。新しいビルドが次のWinHECで出るのは確実で、その時期が近づいていたからだ。ところがピーター・グラスコウスキは、2月版をいじっておけばWinHECでもっといろいろなことが理解できる、と指摘した。2月版は「ほぼ機能が完成しており、まともなベータ版の最初のもの」と言うのだ。

 アレックスは、我々がこういう馬鹿げたことをするのは、同じことを読者がしなくて済むようにするためだ、ということを私に思い出させた。アレックスとピーターの説得に従って、私は新しいVistaを試すことに決めたのだ。

(次回6月4日に続く)