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 少し前までは、個人でロボットを買うなんて、まるでマンガの中の話だと思っていました。ところが、最近では組み立てキットを購入し、ロボットの自作を楽しむファンが着実に増えています。

 ロボットブームのきっかけとなったのが近藤科学の2足歩行ロボット「KHR-1」です。発売された2004年当時、歩行、起き上がり、側転といったさまざまな動作を実現できる高い性能を持ちながら12万6000円という価格に、私自身も強い衝撃を受けました。実際、私も衝動買いし、組み立てや改造、パソコン上の専用ソフトを使った動作データの作成と存分にロボットを楽しみました。

 KHR-1の発売から2年、ついに後継モデルが発表されました。2006年6月2日に発売となった「KHR-2HV」です。魅力は、なんといっても実勢価格で約9万円と安くなったこと(関連記事)。

 同時に機能もパワーアップしました。サーボモーターは従来の6V駆動から9~12V駆動のハイボルテージタイプを採用。動作データを作る専用ソフトも、フローチャート式にアイコンを並べる方式に改良し、より高度な制御ができるようになりました。

 ロボットは、教育分野でも利用が進んでいます。プログラミングや機械制御などの基礎を学ぶために適した教材だからです。中学や高校、大学の教育に採用されているのがレゴ ジャパンのロボット作成キット「レゴ マインドストーム」です。

 この製品も新モデル「同NXT」が今秋に発売となります。価格は約4万円。この新製品でもCPUを強化、センサーの数を増やすなど性能を向上。従来は車輪で移動するだけでしたが、ついに2足歩行もできるようになりました(関連記事

 ロボットの現状は、パソコンで例えると、マニアが自作マイコンを組み立てていた1980年ころの状態によく似ているといわれます。今のパソコンがそうであるように、20年後はロボットが当たり前のものになっているかもしれません。

 まだ“おもちゃ”の域を出ないと見る方もいるかもしれませんが、紹介した注目製品が登場することで、ホビーや教育など、用途がますます広がっていくでしょう。実は、私も2台目が欲しくなっているのですが、さすがにお小遣いの範囲を超えるので、まずは我が家の財務大臣(妻)に相談したいと思います。

 2006年6月10~11日には、東京・浅草のROX3スーパーマルチコートで複数のロボットが格闘などの競技をする「KHR-1 セカンドアニバーサリー」が開催されます。2足歩行ロボットが実際に動いているところを見てみたい方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。