PR

 前回は、2000年の機種との比較を中心に、最新機種でどこまで印刷スピードが向上したのかを調べてみた。結果は格段の差といっていいだろう。そして、速さ以外にも様々な部分で進歩していることは予想できる。それがどの程度のものなのか、今回は主に画質とコストについて比較してみよう。

画質は小幅ながら確実に向上

 今回も、2006年1月に出荷開始した「LP-S7000」(以下S7000)と、6年前のモデルである「LP-8300C」(2000年9月、以下8300C)を中心に新旧対決を進めてみたい。まずはカラー画像の印刷で比較してみよう。

LP-S7000サンプル
拡大表示
図1 LP-S7000のサンプル画像

LP-8300Cサンプル
拡大表示
図2 LP-8300Cのサンプル画像

 正直な印象としては、印刷スピードほど劇的な差はなく、ぱっと見た限りでは区別を付けにくい(図1、図2)。スペック上はいずれの機種も解像度は600dpiで変わらない。しかし、細部をじっくりと見てみると、やはり新旧の差は確実にある。具体的には粒子がより細かくなり、精細さがぐっと増している。これに伴って色の階調表現が豊かになっており、これが写真画像全体の深みを増していることがわかる。たとえば、右上の画像、プールで撮影した女性の写真を見ると、首筋などにそうした傾向を見て取れる。粒子が細かくなった分、立体感が増していることも分かるだろう。こうした違いは、じっくり見て初めて確認できる微妙な差といっていいかもしれない。しかし、その差は確実にある。

 それならば、8300C以前の機種も見てみたい。それによって、いつごろ画質が大きく向上したかが分かるはず。今回試用したカラーレーザーは、すでに紹介した2機種のほか、「LP-8000C」(1998年発売、以下8000C)、「LP-8200C」(1999年発売、以下8200C)の2機種がある。解像度は前述の2機種と同じ600dpiで、時期による違いはない。ただ、絵作りの実力という点では、8000Cと8200Cの間ですでに大きな違いがあった。初期モデルの8000Cの画質を一言でまとめると、発色が濃過ぎて不自然さが目に付いてしまうのだ。

LP-8000Cサンプル
拡大表示
図3 LP-8000Cのサンプル画像

 8000Cの場合、一見するとツヤやテカリがあって鮮やかなようにも思えるが、色がべったりと乗りすぎという感じ。粒子の荒さも目につく。階調もうまく表現できていない。とくにモノトーンの女性ポートレート部分を見ると、モノトーンのはずなのにピンク系の色が混じっている(図3)。他の画像ではそこまで破綻はしていないものの、全体を通してみると粒子の粗さと階調の少なさを色の濃さでごまかしている印象が否めない。

 しかし、1999年発売の8200Cとなると、まず粒子の粗さを感じなくなる。色の濃さも不自然さが抑えられ、並べてみてみると一気に最新機種に近づいたという印象だ。

ボールペンのメモ書きがかすれなくなった

 こうした変化に大きく影響している要素の一つがトナーの改良だ。ここで、面白いテストをしてみよう。印刷したプリントアウトの中でカラー部分にボールペンでメモを入れてみた。