PR

そいつは、マイクロソフトのサイトに行ってメモリーテストのプログラム(mtinst.exe)をダウンロードし、実行することを勧めていた。

そのテストを動かすには、フロッピーのブートディスクを作らなければならない。私はそのようにしてブートした。メモリーテストは自動的に始まった。それは、完璧なメモリーテストのように思えた。4本のメモリーボードを順番に検査するのだ。

もし何かメモリーエラーがあったら、私は驚いただろう。DianaにはKingstonの一番いいメモリーを使っている。同社の品質管理をすり抜けるような不良チップがあるなんて、まず考えられない。ありえないことだ。とにかく私は1時間、メモリーテストを動かした。

何の問題も見つからなかった。そこで私は、システムを再起動した。5秒後に停止したのでもう一度起動したが、今度はスタートボタンを押した直後にリセットボタンを押した。今までと同じだが、これでうまくいった。

私はWorld of Warcraftを立ち上げ、自分のキャラクターを大都市に連れて行った。そこには無数のキャラクターがいる。すると全員がたちまち話し始め、CPUもビデオプロセッサーも目一杯働くようになった。

全部動いた。私はちょっと他の仕事をしている間、パラディンを1時間だけ公共広場に置いておいたが、そのあと悪漢を倒すために彼を連れ出した。すべてちゃんと動き、それ以後ずっと動き続けている。

本当は何が原因だったのか

Dianaはなぜ、リセットボタンを押さないと起動後5秒以内に停止するのか。理由がわかった。海軍を退役したロン・モース大佐はこう言っている。

「あなたが新しいマシンで起きたと言っていた奇妙なブート動作ですが、ASUSマシンの最近のBIOSには「AIオーバークロッキング」と呼ばれる機能があります。これはユーザーがBIOS設定で不適切なコンフィギュレーションデータ(普通はクロック周波数か電圧)を入力すると、適切な状態に修復できるようにする機能のようです。マシンはこれを検出し、安全なコンフィギュレーションにリブートして警告メッセージを出すことになっているようです」。

「CMOSメモリーがクリアされていない状態で、最初のブート時に、インストールされているハードウェア用にBIOS設定が行われると、その設定に不適切にものがいくつか出てきて、それがAI オーバークロックのルーチンを起動するのかもしれません」。

「マザーボードのジャンパーを使ってCMOSメモリーをクリアし、BIOSの設定を手動でリセットすれば、これを解決できます。インテルのマザーボードで起こったのは見たことがありませんが、私が過去2、3年に使ったASUSボードのほとんどは、そのようにしないとうまくブートしませんでした。私は、マザーボードを検査台からはずすときにデフォルトに戻していないのではないかと考えています」。

こうするとうまくいく。強く警告するが、これをやるなら注意深く、一字一句までマザーボードのマニュアルの指示に従うように。

私は自分が遭遇したメモリーエラーを説明できない。World of Warcraftが自らリセットし、その後1時間にわたって徹底的にメモリーテストをしても発見できなかったのだ。注意しておくが、私はこの出来事の間に、別のマイクロソフトシステムをアップデートした。

メモリーエラーを報告しておいたので、マイクロソフトが既知のバグとしてフィックスを送った可能性があるかもしれないが、ちょっと考えられない。その現象は二度と起こらなかったので、BIOSをクリアし、リセットすることで、それが修正されたのではないかと思う。